秋の夜長  
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夏の余韻もなく秋へと移った今年。何となく 『SWEET CANDY 』が霞んでしまった様な...... 。

コロナ禍も一年半以上経ち、今となっては、コロナ前のコミュニケーションがどんなだったか記憶も定かでない。。

市内の公的施設は、全て使用禁止。それでもテニス教室でできた友人とは週一で練習を続けている(足利は緩いので、無料で解放されているコートが何カ所かある)。それと、数日前テニスクラブの知り合いが、ちょっと離れた小山市でグループ展を開いたので顔を出した。やはり対面でのコミュニケーションは、オンラインとは違って、こちらの意図とは全く違った受け答えなので、意表を突かれた情報が返ってきて面白い。今回も、僕の家のご近所にアイヌの方が住んでいて、民族楽器をはじめアイヌ文化の紹介をなさっているとのこと。
 
   
 内閣官房資料 令和3年9月3日 第7回資料(PDF/6.46MB) ワクチン接種が進む中で日常生活はどのように変わり得るのか https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/... https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/...
それにしても凄い時代に生きているなぁと。とは言っても、親の世代は世界大戦を経験しているので、それに比べれば・・・・いや、甘いかな。グローバル化で、ひとびとの混交が歴史上ない規模で増えたこと、コロナへのワクチン開発によってウィルスに、これも歴史上ない規模で負荷を与えたことで、コロナはとんでもなく変異を繰り返しαから始まってδとか、ここに来てμとか、ギリシャ文字を何周もしそうな勢いだ。

海外ニュースでは、ワクチン先進国のイスラエルやイギリスでは、接種後の感染が増え始め、三回目の接種は当たり前の状況。更に人類が70%の接種をしない限りワクチンの有効性はないので、最早自然免疫を受け入れるしかないのではという論文も目立ってきた。

で、日本政府(厚生労働省)の公式発表は、半分眉唾と見立ててきたのだが、ここに来て「そんなこと言っちゃって良いの!」といった実相を反映したデータ(⇐⇐)を発表して来ている。余程、医療現場がやばいのかどうか知れないけれど、心穏やかでは居られない。
⇐⇐ 恐怖の発表! 政府公式年間コロナ死者数試算100万人
 

「R」とは何を意味するのか?

「R」とは「実効再生産数」の意味で、感染症が人口全体にどれだけ広がるのか測定するために用いられる。基本概念はかなりシンプルで、感染症のR値が1ということは、1人の感染者が平均で1人に直接感染させるという意味だ。

感染症のR値が1より大きい場合、多くの人に感染が拡大し続けることを意味する。新型コロナウイルスのR値が2だとすると、感染者1人がまだ感染していない2人に感染させることになる。したがって、最初に100人の感染者がいた場合、新たに200人が感染し、その後400人が感染することになる。(WIRED)

 


この図の意味するものは、コロナ禍の前(2019年)の生活に戻したら年間100万人以上が死亡するということです。つまり、満員電車に乗って通勤通学すること、仕事が終わって飲み屋に繰り出すこと、家族や親しい友人と揃って旅行に行くこと、祭りや花火大会に出掛けること等々は、以前のような形で出来ないということ。

これ、みなさん出来ますかねぇ。。
 
 米IT大手のマイクロソフトが27日発表した2021年4~6月期決算は、最終利益が前年同期比47%増の164億5800万ドル(約1兆8千億円)と、四半期として過去最高を更新した。(共同) 思えば人類と病(感染症)は、当たり前だけれど並走して生きてきた。古くは天然痘、ペスト(黒死病)、マラリア、結核と、最近ではエイズ、サーズ、マーズと続き、このうち人類が撲滅できたのは、天然痘のみ。そして、不思議と「病(感染症)」は時代を反映している。

例えば、ペストが蒙古の西進によってヨーロッパに蔓延させたことは有名で.......

黒死病がヨーロッパのすみずみまで広がったきっかけは地中海沿岸の港と考えられているが、最初の大流行は黒海沿岸のクリミア半島の港町だった可能性がある。ジェノバの植民都市だったカッファ(現在のフェオドシヤ)だ。カッファは1346年にモンゴル軍に包囲されたが、当時、モンゴル軍の内部では黒死病が広まっていた。

カッファで流行したのは、モンゴル軍が黒死病で死んだ兵士の遺体をカッファの城壁内に投石機で投げ込んだためという言い伝えがある。実際には、モンゴル軍の戦列の間をうろちょろするネズミにたかっていたノミが市内にペスト菌を持ち込んだ可能性のほうが高い。市内に疫病が入ったことに気づいたジェノバの商人たちは大慌てでイタリアに逃げ帰ったが、一緒に疫病も持ち帰ってしまった。(日経 ナショジオ)

因みにカッファ(Capha)がコーヒー(cafe or coffee)の語源になります。
 

チンギス・カン
そして、遠洋航海時代たった500人のスペイン人が上陸しただけで南米を制圧できたのも、ヨーロッパから運ばれた疫病が蔓延し、それを原住民が魔力と誤解したところから始まったとされる。また、スペイン風邪のパンデミックは、第一次大戦時アメリカ軍が、多くの兵士の感染を不利な情報として隠したことにあった。



9月13日(月)


さて、コロナ禍の陰ばかりに触れていると凹んで憂鬱になって来るので、この辺で陽になったところをズームアップしてみます。実は、こちらの方が、失われた30年と言われる旧態依然とした日本社会が、コロナという援軍によって改革されるということになるので、後から振り返るとコロナに感謝するということになりそうです。

先ず、勤務体制がリモートになって収益が最高益になったMicrosoft ですが、これは明らかにコロナで儲かったことを示しています。つまり、対面でのコミュニケーションでないやり方で成功した好例になります。
   
 ハイブリッドワークの世界で成長するために、信頼と柔軟性の文化の醸成を もちろん GAFA (グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)は、日本の上場企業全社を総計した収益を、たったの4社で超えました。Microsoftも含め、全てリモートを徹底した企業になります。
 ここで、僕ら日本人がちょっと不安になるのが、果たしてこういった対面ではない、ある意味バーチャルなコミュニケーションで愛社精神とかって育つのか?ということですが、☚のデータによると90%の社員が👆👆上向いたということです。おまけに、リモートだとハラスメントが出来ないので、上司から部下へのサポートの問いかけに素直に応ずる社員が爆上がりという結果。何かホントかよって言うくらいの勢いです🎵

こういったバーチャルなコミュニケーションが、コロナ禍以前から進展しているのがお隣中国です。中国では、一人っ子政策が裏目に出て3000万人の男子が生涯結婚できないという厳しい試算があり、それ故、国家政策で本物と見違うほど精緻なシリコン製ダッチワイフを開発(僕も欲しい・・・いや、ジョークです💦)。11万円というから可成りお高いと思うのですが月2000体が売れるという大きな市場。実はこの世界、日本の独壇場だったのですが、中国製の3倍以上するので今後中国製が席巻するでしょう。
 
 
ユーモアたっぷりの会話力で身も心も鷲掴みにするという Photo: 中山市金三模特道具
 
 
5年に1度、内閣府が行う国際調査
恋愛を面倒だと感じる20~49歳は日本では19・4%。スウェーデンは14・4%、フランスに至ってはわずか1・5%だ。相手からアプローチがあれば考えるという受け身オンリーの日本人は40・4%。

少子高齢社会、人口減少時代と言われて久しいので今さら、昨年の出生数が84万832人で過去最少だったと言われても驚かない。が、この数字にはぞっとした。婚姻件数つまり結婚が12・3%も減り、52万5490組と戦後最少だったというのである。一気に7万3517組も減った(THE SANKEI NEWS)





           
ただ、実際のところ僕ら人類は、非対面のコミュニケーションが増えていくことで精神的バランスがとれるのだろうか?一番分かり易いのが男女(男男でも女女でもよし)の性愛。肌を合わせるということが、こんなにも心地いいものかということを大方の高齢者は知っているはずかな。。

ところが、社会の実相はそうはなっていない様です。
実際、コロナ禍における日本の婚姻件数は12.3%も減り☚☚、社会学者宮台真司が言うように都立大学学内のカップル数も急激に下がっているとのこと。然もありなん。


9月30日(木)

気が付けば今日で九月もお仕舞い、予想以上の速さで時は過ぎてゆく。

五十歳を過ぎた頃から秋を味わえるようになった気がする。きっと、僕らの無意識は、人生のサイクルと季節をどこかで同調させているのだ。身の回りの、いろいろなことが衰えてゆく。そして、それに抗えない自分を見つけている。そんな五十歳は、ちょうど初秋にあたるか。では七十歳は・・・?

コロナ禍もあって、今年の秋は、何となくぼやけている。で、いつもの秋ってどんなだったか.... ごそごそ画像を当たってみた。
 
     
  例年だと、「秋は煙り・・・」 といった書き出しが自然だけれども、今年はどうも、そういった風に素直になれないでいる。まっ仕方がないのだが。。本来なら、七十歳の秋ってどんなだったのか、ぼんやり考えたりするけれど、直ぐにぼんやりした秋に戻ってしまう。

そんな日常ですが、okuzumi-class.net の運営で、F組同級生に画像を送ってもらったりする中で、LINEを通し何気ない会話を交わすことが救いになっている。「渥美清の俳句が凄い」とか「サザエさんは偉大だ」とか案外井戸端会議に近いのかもしれない。もちろん、今までもテニスや古文書研究会の連絡網として活用していた。でも、それは、情緒を挟まない出欠の確認や事務的なやり取り程度。

LINEのもつ機能は意外に優れもので、 Google AI と連動しながらガーデニングやお料理の画像で検索すると、花や料理の具までその名が分かる。画像ばかりでなくオールデイズの曲を贈り届けることも容易い。おまけに、固い話でも絵文字やスタンプ機能を挟みやんわりと伝えることができる。すべて御伝授頂いた(感謝)

 よくよく考えると、コロナのパンデミックがなかったなら先ず無かったオンラインでのやり取り。成程、これが with corona の新しいコミュニケーションなんだと最近気づいた。それと、五十年の時を経ないと成り立たない関係性でもあるのかなと。。歳をとるということも悪くない♬
 
     
   今日で九月(September)も終わり、明日から十月(October)、そして、十一月(November)へと続くのですが、むかし、確かグラマーの授業中だったか、宇田川君が「Remember って何月だっけ?」 と唐突に聞いてきたので..... 「えっと... ?..... こらっ!!」

......... ってなことがありました🎵

世の中、メディアジャックと化した総裁選も終わり、コロナもスガーリンと共に去りぬといった気分ですが、コロナ君は、季節要因で増減するので、この冬は第6波が確実に来ます。皆さまに於かれましては、スタグフレーション(不景気✛物価上昇)の波も重なりますので、ストレスも溜まりますが、警戒しつつ肩の力を抜くという極意を身につけて凌いで欲しいと願っています。

笑いながら怒る竹中直人じゃねぇぞ!と突っ込まないよう(^^♪

では、では。
 
   
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